東京都の30代女性は介護福祉士の国家資格を保有しており、訪問介護事業所に就職した。
「2年目にはサービス提供責任者という管理職に就いたのですが、毎日2~3時間の残業は当たり前で、時には休日出勤や日勤業務のあとそのまま泊まり込みでの夜勤業務をする事も……」
管理職になり長時間労働が増えたものの、「残業手当ては全く出ず、ボーナスも寸志程度」だったという。
「公休日にも電話対応等の仕事がありましたが、交通費を除外すると手取り17万円程度……。プライベートの時間が少ないぶんお金を使う機会もなかったのですが、楽しみもなく毎日が職場と家の往復のみで、いつの間にか鬱のような状態に。診断はされていませんが」
自身の精神状態に女性は「さすがにヤバイ!」と思い退職を決意。現在の心境をこう漏らしていた。
「4年ほど勤めていましたが退職金もなく、いまだにあの職場に就職する前に戻りたいと思ってしまいます」
「休憩取ると残業代は支給されない、パワハラ支店長のやりたい放題」
千葉県の50代女性は医薬品配送の職場で働いているが、労働環境のブラックぶりに不調が出始めている。
「医薬品配送で休憩なく、休憩取ると残業代は支給されない。パワハラ支店長のやりたい放題で、残業代は不正請求、強制解雇。社員に支給されている一部手当ては支店長が使ってる。横領? 」
女性は「精神的不安定で、朝になると動悸、息切れ。会社が近づくと体が震え苦しくなる」と体に異変をきたしている。
「給料は減らされ、ボーナスも半分にされ、まともな生活ができない。病院に行きたくてもお金が無いから行けない」
体にストレスが現れている状態で、さらに金銭面でも納得がいかない現在の環境。退職にはエネルギーが必要だが、勇気を持って踏み出してみてもいいかもしれない。