海外系の部門もある会社だったので、英語力が必要であることは承知していたという男性。実際に面接では
「役員と30分ほど面接した後に若い欧米人が入室してきて、これから30分英語で話をするよう言われた」
といい、かなりびっくりしたと振り返る。
英語面接の内容は政治色が強く、英語力と政治思想を図られていることを感じたという。言うまでもなく面接で求職者の思想信条について聞くのはNGだ。さらに、同席していた面接官の役員は英語を理解しているのか「かなり怪しい」様子で、
「英語の面接官が役員に話を振っても曖昧にうなずくだけ」
だった。男性はその頼りない光景がよほど印象に残ってしまったのか、「最終的には内定をもらいましたが、内定通知の電話口で内定を拒否してしまいました」と即辞退したことを打ち明けた。