男性は、「今まで『学歴フィルター』は必要なのかと疑問に思っていた」というが、「採用に関わってからは『必要悪だ』と考えを改めました」と明かす。
「弊社にも、さまざまな事情で中卒やいわゆる“底辺高卒”ですが、それを補って余りあるほど優秀な人もいます。しかしそういう人は学歴不問の会社で実務経験を積んだ上で転職してきます」
さらに男性は、
「そもそも『学歴は低くとも優秀な人材』なんて、ガチャで言うところの『超レアキャラ』です」
「採用側としては、『学歴フィルター』があっても大勢の応募の選考で大変なのに、いるかも分からない『超激レア』を探すためだけにフィルターをなくすなんて博打は打ちたくない」
と本音を打ち明けた。
採用を効率的に行うためにも、「学歴フィルター」をかけて人材を探しているという男性。「最初から大手に行きたければ、ある程度の学歴は必要だと思う。学歴フィルターで一定以上の知能は保証されますから」と現実を説く。
「裏ルートとしては、偏差値的に低い大学でも推薦枠はある」
男性は、いわゆる“低学歴”の人も採用する「裏ルート」についても綴っている。
「裏ルートとしては、偏差値的に低い大学でも事業内容に直結する研究をしている研究室からの推薦枠があります。そのようなルートでの内定者は業務に関しては準即戦力として活躍してくれますが、教養面についてはやはり見劣りする印象です」
男性はさまざまな意見があるとしながらも、「現実として大手ではほぼ『学歴フィルター』はありますので、それを覆す気概のある人は実務経験を積んでからの転職をオススメします」とアドバイスしている。