東京都の40代女性(正社員・職員/年収550万円)は、
「女性であること、地方出身であること、文学部であること、履歴書を見ればわかるようなことをわざわざ面接の場で否定された」
と振り返る。その面接の結果は不合格。「当時住んでいた千葉から都内まで面接に行く時間もお金も無駄でした」と徒労感を語る女性。
また別の会社の何度目かの面接では「若々しさ(元気溌剌とした印象、覇気)がない」と言われてしまう。そこは唯一内定が出た会社だったが、女性は「だったら落とせばいいのにと思った」と冷えびえとした心情を吐露している。
最終的にはその会社に入社したものの約半年で退職し、「今は全く違う仕事をしている」と綴った。
また、埼玉県の50代男性(ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ/年収500万円)は、面接が始まってすぐに
「履歴書にこう言うミスする人ってどんな人だろう?と思って呼んでみました」
と言われた。完全に小馬鹿にしているとしか思えない対応だ。当然ながら最初の時点でモチベーションも下がり、「もちろん落ちました」という男性。
「確かにこちらが履歴書に捺印しなかったのが悪いのですが、面接官の興味だけで交通費を使って行った私の立場は?と思いました」
と当時の悔しい思いを振り返った。