「休暇だった日が通常出勤日になった」有休取得義務化を骨抜きにするブラック企業 | キャリコネニュース
おかげさまで9周年 メルマガ読者数
65万人以上!

「休暇だった日が通常出勤日になった」有休取得義務化を骨抜きにするブラック企業

画像はイメージ

休みなしの過酷な労働、嫌味なパワハラ上司など、ブラック企業で苦しむ人は少なくない。東京都の40代女性(Web・インターネット/年収400万円)は、こんな上司の存在を淡々と打ち明けた。

「休憩を取らなければいけないのに、取ると『いい身分』と嫌味を言われた。お土産を持って行ったら喜んでいたが、周りの目が気まずくなったらしく、『早くしまうんだよ馬鹿!』と言われた。(それでも)上司はしっかりお土産を持って帰っていた」

その上、「仕事中に爪が割れて血が出た時、『営業所の評価が落ちるから労災はおりない』と言われた」と女性は綴る。どこまでも非情な職場環境だ。(文:コティマム)

※キャリコネニュースではブラック企業体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HQI6E1OV

年末年始の休暇だった2日間を「強制有休」とする会社

有給休暇は労働者の権利だ。働き方改革によって、年間10日以上の有休が付与される従業員に「年に5日間の年次有給休暇を取得させること」が義務化されている。

ところが、福島県の40代男性(営業職/年収500万円)が働く会社は、有給休暇の制度がよりおかしくなったという。

「今は有給消化しないといけませんよね。そのため、年末年始の休暇だった日が前後2日間通常出勤日となり、その2日間が強制有休となりました。お盆休みも同じです」

有給休暇が義務化されたことで、男性の職場ではもともと休みだった日が出勤日となり、その日に強制的な有給休暇を使うという本末転倒な事態になっている。

また「更に大型展示会は年2~3回あり、休日出勤で6時出勤帰宅22時」と実に16時間拘束の長時間労働をさせられるという。休日出勤の報酬はわずか「現金2000円」。男性は「飯も食えんわ!」と不満を漏らしている。

【PR】注目情報

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ