京都府の50代女性（その他／パート・アルバイト／年収150万円）は高卒。年齢と共に、正社員で働くことの難しさを痛感しているという。

「現在55歳。高卒。学校卒業当時は正社員で働くことができました。今は（条件が）大卒以上と、なかなか契約社員にもなれません。もっぱらアルバイト採用です。大卒の方には社員採用のお話が」

また東京都の20代女性（事務・管理／派遣社員／年収200万円）は、親から「大学は不要」と言われて育ったため、高卒で就職。現在その職場は退職しているが、「転職活動で学歴がどれだけ重要か知った」と振り返る。

「学生時代は特に（学歴の）必要性を感じていなかったが、いざ転職しようと思った時に大卒資格有の求人が多いことに気づいた」

30代男性「短大卒と専門卒の扱いはほとんど同じ」

東京都の30代男性（設備・交通・運輸／正社員／年収550万円）は短大卒。自身の学歴について「すごい不満です」と語る。

「大手求人サイトの採用情報データを見ると、大卒向けの求人がほとんどを占めており、大卒という学歴の上に更にちょっとした資格を持っていた方が有利との話を耳にしたことがある」

男性は自身の就活時を振り返り、「私は無名の短期大学卒なので、短大卒でも可な会社を受けたが、学名が知られておらず面接では苦労した。またエントリーの時点において落とされた企業も何社もあった」と辛苦を明かす。自身の経験から、こんな危機感を綴っていた。

「短期大卒と専門学校卒の扱いをほとんど同じにしている企業が多い。それに気づかずに（短大に）入ってしまって、あとで後悔する方も出てくるのではないかと危惧している」