東京都に住む20代後半の男性(専門コンサル/正社員/年収400万円)は、いわゆる旧帝大にあたる北海道大学の大学院卒。学歴は「必要」と回答した理由を、
「スポーツ選手や歌手など一部の才能やセンスに秀でた人間以外で、最も効率よく努力が報われて他者からの信頼を得ることができる指標になるから」
と語る。男性の考えでは「難関大学に行くほど、論文指導に熱心で優秀な教授と出会える確率が高まる」とのことで、
「人生における偉大な『師』から教育を受ける時間は、お金で買えない価値があります」
と持論を綴った。さらに学歴があることのメリットについて、「結婚や就職活動など、あらゆる場面で『この人は努力を継続できる』と評価してもらうことができます」と実感を込めて明かした。
「もちろん、大学に入ったあと勉強しなくなれば、学歴などあっても飾りにしかならないでしょう。しかし、少なくとも青春時代の多くを勉強に捧げた経験は、何かしらの形でその後の人生を助けてくれると思います」
大学は「人生の師や大切な仲間と出会う貴重な4年」
京都府在住、大卒だという60代男性(教育・保育/正社員/年収1000万円)は、大学で学ぶことの意義について、
「社会人になる前に自己と向き合い、人生の師や、大切な仲間と出会う貴重な4年。対人基礎能力を磨けるかどうかは本人次第。また、教養は一生必要」
と訓示のように綴る。「高学歴」に対する考え方は「何を真剣に学んだか。探求心や興味を持ち、大学で学び方を身に付けた人は学歴が高いと思う」綴っている。