男性は京都の私立大学卒。現在はいくつかの会社を経営し年収1600万円だ。その一方で「経営者のサロン」を主宰している。多くの経営者と接している男性は、経営者たちの「学歴」から感じることがあるという。
「サロンにはさまざまな経歴の経営者がいますが、学歴は二分しています。経営者の学歴を見ると、東大・京大・早慶が半分くらいで、残りの半分は高卒になっています」
男性のサロンでは有名難関大学卒と高卒という両極端な学歴に分かれているのだ。それぞれの特徴を男性はこう分析している。
「東大・京大・早慶出身の経営者は、事業を始める時に綿密に計画を立てられて行動を起こされます。高卒出身の経営者は、そんなに綿密には計画を立てて事業をされている感じはしないですが、『儲かりそう』と考えると、とりあえず事業を立ち上げて、成功したら事業は残す。ダメなら早々と事業をたたむという感じですね」
高学歴経営者と高卒経営者でスタイルの違いがあるようだ。
男性は、「東大・京大・早慶出身の卒業生はそんなに数はいないはずなのですが、サロンの半分は東大・京大・早慶出身者」と繰り返し、
「ではそれ以外の大学の方はというと、ほんの少数で、サラリーマンをされていると思います。あえて起業はしないでしょう。高卒の方は、『サラリーマンなら先が見えているから起業した』という方ばかりでした」
と背景に言及した。男性は、経営者になるための「効率」を考えるならば、「東大・京大・早慶に入るのがいい」と綴っている。