「メーカー技術職だが、後工程が社内という部署では視野が狭くなりがちで社内の常識が社外の常識と考える風土があるように感じる」
と男性は明かす。完成間近の製造工程で社員や下請けとしか関わらないと、意識がタコツボ化してしまうのだろう。例えば部品の納入業者などをなめてかかってしまう人がいるようで、
「サプライヤーを始めとした社外の相手に対しても過剰に尊大な態度を取るのが当たり前となっており、コミュニケーション能力という点で同世代でも相当低レベルな悪癖が付きやすい」
とその部署の悪い面を指摘。そのうえで
「一方、製品の仕上げやサービスエンジニアリングを行う部署では様々な立場の社外の人と対面する場が多く交渉能力、技術に限らず他業種の情報など多くのノウハウが得られる」
と分析する男性。確かに部署によって身につけられる能力、経験に差は出てくるかもしれない。
「実際に身の回りでも中堅以降の転職が盛んなのは後者である」
と綴っていた。