その上司が他の人には一切そんな呼び方をしていなかったという。
「その人が話しかける人の呼称を聞いていると、ほぼ『~さん、~君、~ちゃん』なのに、私は“あんた”」
と不公平な扱いを回想する。「他の人には誰もそのように呼びかけていませんし、その呼びかけがずっと続くので」たまりかねた男性は、ある時言い返してみたという。
「『私はあんたじゃないんですが』と言いましたが、キレ気味に『ああそうかい』とだけ」
上司の反応はわかってくれたのかどうなのか不明瞭なものだった。その後、「ちゃんと名前を呼んでくれるのか」と思いきや、
「相変わらず『あんた』呼ばわり。一度だけ呼び捨てにされましたが、私以外に呼び捨てで名前を呼んでいる人はおらず、意味の分からない人でした」
と抗議は不調に終わった模様。最後に、問題の上司をこう評していた。
「何となく名前を呼びづらかったのか、何か気に障る事をしたのか不明ですが、別の上司は『あの人はすぐ逃げる』と言っていたので、ニコニコしているのは自分に色々回ってこないよう策を練っていた卑怯な人だと思います」
上司というのは「立場が上」というだけで、人柄が優れているとは限らないと分かるエピソードだ。
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