あるとき男性客から「購入した商品が傷んでいた」というクレームが入った。
「佃煮ですぐに痛むような商品ではなく、賞味期限が同じ商品は異常がない。数時間車に放置していたようだったが、交換することにした」
店側の過失ではないと思われたが、交換に応じたという。ところが相手はそれで納得しなかった。交換の際
「なんで傷んでいたのを売った?遠くからわざわざ来たんだから誠意を示せ」
と難癖を付けられたのだ。謝罪をしても
「誠意も示せないのか?何かよこせ」
と迫られた。まるでゆすり・たかりである。結局「ストックの商品を渡し、仕方ないので欠損処理した」という。店側の丸損となり、内心憤りを感じていたことだろう。この話には後日談がある。
「後日、夫婦で来店して奥さんからお礼を言われたが、よほど何されたか言ってやりたかった」