上司にお咎めなしの理由を聞いてみると、逆に「上の立場に居るからそれくらい我慢しないとこの先持たないよ」などと返されたという。矛先を向けるべきはそちらではないでしょうに!
実は、この暴行社員、上司の友達だったとのこと。しかも入社したのも上司のコネがあったかららしく、ずっと庇われていたのだ。
その結果、暴力行為が続くことに。半年後に再び暴力をふるわれた男性は、上司に何とかしてほしいと訴えた結果、やっと処分がくだった。普通なら懲戒解雇になってもおかしくないが、減給のみだったという。「聞き取り調査も加害者、被害者とも同席という有様」という杜撰な対応で、こんな対応だと殴られた痛みだけでなく、精神的にもきつい。
最終的には、「その扱いにストレスが溜まり仕事ができなくなり退職しました」とのこと。ただ、こんな職場、早めに辞めて正解だったはずだ。
さて、この話には、もう一つオチがある。
「彼は、私の仕事は簡単だから一人で余裕で出来ると言っていましたが、周りの手助けもなく一年経たずに逃げるように退職したらしいです」
この「彼」はおそらく暴行社員だろう。しっぺ返しを食らった結果にはなったということだ。
人の痛みも、周囲のサポートがないという苦しみも、自分がしっかり経験しないと分からないのだろうか。この体験談は過去のものとあったが、現代の職場からはこういった事例が一つでも少なくなっているといいなと思う。
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