男性が感じたであろう違和感は、面接官の様子からも募るばかりだった。
「明らかに疲労困憊なくたびれたスーツの面接官で、諸々質問するなかで、勤務形態を聞いたら『平日稼働だが土日も働いている、それが当たり前』」
と「乾いた目で回答してきた」という。しかも
「休みがなくてずっと仕事していても、いきいきと働いてる旦那さんを見ていれば奥さんも喜ぶはずですよ!」
と「なぞ理論を展開してきたので、くたびれてる雰囲気の意味を理解」した。ボロボロになるまで使い倒される休日なしの長時間労働が察せられただろう。
「これはやばいとこだと思い、ほどほどに済ませて断って帰ろうとしたが、その場でオファー&入社契約書に押印を求めてくる」
これにはさらにドン引きしたという。押印したら一体どうなってしまうのか。
「即断できないし判子を今日は持っていないと断ったら『判子を買ってきますので待っててください』と無駄にポジティブ思考で人の話を聞いてなさそうなことを言ってきたので、こういう強引なことをする会社はお断りしますとダッシュで逃げてきた」
こう顛末を明かした。そのまま逃げられて良かったとしか言いようがない。
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