まさかの形で自分の学歴に悩まされることもある。山形県在住の40代前半の女性(事務・管理/年収500万円)は、
「40代中盤の氷河期世代です。大学4年の就職活動は惨敗続きながら最終的に地方のとある会社に2002年新卒入社しました」
と当時を振り返る。社員は「高卒が大半で中卒もちらほら」。女性は大卒ということが原因で、職場で悩みを抱えることになってしまったという。(文:谷城ヤエ)
「小さい会社なのに変な色眼鏡で見られて不快でした」
「専門卒や短大卒や大卒はバブル崩壊からたまに入社してくるようになったらしく、自分の年は数人大卒が入社しました。大学院卒はいません」
入社して2か月ほど経った頃のこと。
「現場に行ったり店舗に行ったりするようになると『キャリア組が来た』『キャリア組が視察ですか?』と嫌味も含んだキャリア組呼ばわりをされるように」
と大卒であることをいじられた女性。「大東亜帝国レベルの4年制大卒」だったそうだが、
「同期達も有名大卒なわけでもないのに同じように言われることが多く、困惑していました」
と振り返った。「小さい会社なのに変な色眼鏡で見られて不快」だったと言い、「大卒組はほとんどが退職してしまいました」。これだけが原因ではないにしろ、ストレスの要因だったことは確かだろう。
「ちなみに今はもうその会社は業務縮小を重ね風前の灯火です」
さもありなんと言いたげだ。
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