未経験の分野で仕事をする際、初めてのことだらけでスムーズにできないこともあるだろう。あまりにも不慣れな場合は、入社したもののすぐに辞めることも。兵庫県の30代後半の男性(建築・土木技術職/アルバイト/年収100万円未満)は、「大手の焼鳥居酒屋チェーン店での開店前の仕込み業務」を2日で辞めたことがある。未経験だったため、求められるスピードに対応できなかったことも理由だという。
(文:コティマム)
退職手続き中も上司に愚痴る店長「そういう職場だから人が足りないんだろうな」
当時、未経験で焼き鳥の仕込み業務を行うことになった男性。
「飲食店業界が初めてで慣れない私に、職場の人も教えはするものの呆れた様子で、まともに教えてくれず」
入社して2日目ながら「仕込み数が未だに少ない事」を理由に、男性は2日目の業務終了間近に店長と2人きりにされた。
「『何故出来ないのか』という圧とパワハラが酷く、如何にも私を辞めさせるように促す態度だったので、私から『じゃあ辞めます』と伝えて辞めました」
男性が2日目で辞意を伝えると、店長は「じゃあサインして」とその場ですぐ退職手続きの準備を始めたという。
「(店長は)サインの用意をしてるすぐ近くで、上層部の人みたいな相手に電話で私の事を愚痴っていました。サインして私が退勤して出てもずっと愚痴っていました」
男性は辞めて満足だという。
「面接の時にはそんな態度を取るような人ではなかったので、その人の本性、人間性が見えたと言いますか。そういう職場だから人が足りないんだろうなと察する事が出来ましたので」
男性が帰宅後、店長からLINEが届いた。
「『忙しくてサイン後対応出来なくて申し訳ない。何かあったら力になるからね』などの、心にもないメッセージが来てましたが、こちらも呆れたので遠回しに嫌味を伝えて即ブロックしました」
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【即行退職シリーズ】