飲みすぎて電車で寝過ごした経験を持つ人は多いが、不幸なことにそんな相手に振り回された経験がある人もいる。埼玉県に住む40代後半の男性(医療・福祉・介護/年収450万円)はそんなエピソードを綴る。
「かれこれ十年以上前になりますが、某団体の会合で静岡に先輩と行きました」
駅員さんに事情を話すと、先輩は「上信越方面に行ったのではとのこと」
会合が終了し、会場のある静岡県の沼津から東京駅に到着。そこから新幹線で大宮まで帰ろうとした時のことだ。
「帰りに酒の入った先輩のキャリーバッグを持ち、東京で大宮までの新幹線に乗り換えようとした時、切符の買い方が良く分からず係を呼んでいる最中に、Suicaの先輩は先にホームに向かってしまいました」
やっと切符を購入できた男性は、先輩が大宮行きの新幹線のホームで待っていると思ったが、「ホームに行くと先輩の姿はなく、とりあえず大宮に行くことにしました」という。
「ところが大宮にも(先輩の)姿はなく、携帯に掛けても圏外で出ません。駅員さんに事情を話すと、(先輩は)トンネルに入る上信越方面に行ったのではとのこと」
どうやら先輩は男性とは違う新幹線に乗った可能性が高いようだ。大宮に停車する新幹線は複数あり、投稿には書かれていないが、先輩が乗ったのは上越新幹線だったのだろう。しかも先輩は寝過ごして大宮の先へ行ってしまったようだ。
男性は仕方がない、各々帰りましょう、とできればよかったが、連絡がつかない上に男性はその先輩のキャリーバッグを持っている。
「先輩の荷物を持っているので帰ることも出来ず、しばらく駅前で時間を潰していると、やっと先輩から電話があり、『今長野~』とベロベロの様子でした」
駅員の推測する通り、先輩は寝過ごして長野まで行ってしまっていた。結局、男性は先輩が戻るまで大宮で待っていた。
「沼津の帰りに寝過ごして長野に行った人は最長の部類だと思います」
と締め括った。
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【寝過ごしシリーズ】