内定辞退したら「面接で言ったことはウソ?」と叱られた… 罪悪感でへこんでいます | キャリコネニュース
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内定辞退したら「面接で言ったことはウソ?」と叱られた… 罪悪感でへこんでいます

あー自己嫌悪・・・

あー自己嫌悪・・・

Q&Aサイトの教えて!gooに、こんな相談が寄せられていました。相談者のwakakakiさんは就活生。ある会社の内定を辞退した罪悪感に悩んでいます。

内定をくれた金融機関A社の人事担当者は、面接前に緊張をほぐしてくれるなど、とてもいい人でした。志望度が高い会社だったこともあり、A社の内定が出た時点で他の内定は断っていたのだそうです。

その一方で、A社には内緒にしていたことがありました。実は全国的な知名度があり、より志望度が高いB社も受けていましたが、A社の面接で志望企業を聞かれた際、話したら不利になるかもしれないと考えてB社の名前は挙げなかったのです。

「反省すべき」と言われて自己嫌悪に陥る

そんな中、まさか受かるとは思っていなかったB社から内定の通知が。どうしてもB社で働きたいという思いに抗えず、A社に内定辞退の電話をしたところ、電話口で人事からこんなことを言われてしまったのだそうです。

「それでは面接で言ったことは、嘘だということですか。あなたの代わりに落ちている人がいるのですよ。働く上では信用が大切なのだから、反省すべきです」

相談者さんは、人事の方や自分の代わりに落ちた人への申し訳なさ、自己嫌悪で謝ることしかできませんでした。また、電話で強く聞かれてB社の名前を答えてしまったので、B社に何か迷惑をかけてしまわないか心配で泣いています。

相談者さんは、今回のことは自分の不誠実さが招いたことだけれども、親にも心配をかけているのでどうにか気持ちの整理をつけたいと思い、「なにかアドバイス、叱咤などいただければ…」と相談しました。しかし回答者からは「落ち込む必要はない」という励ましのコメントが届いています。

「面接で二股や三股は常識です。企業も何人もの希望者から数名を取るのだから、お互い様です。企業と入社希望者は、キツネとタヌキの化かしあいですよ」(rcc123さん)
「企業への新卒就職は、大学受験と同じなのです。大学入試でも、合格しても他の大学に行く人もいるでしょ? あなたの行動は普通のことです」(gouzigさん)

一生を左右する、大事な新卒での就職活動。一つだけの会社に絞って活動をしている人はほとんどいません。大学の入学辞退でも「あなたの代わりに落ちている人がいる」のは同じですが、だからといって辞退を気に病む人はいないでしょう。

会社の対応を批判する声も「そういう嫌味を言うのは…」

回答者からは、内定辞退時の企業の対応の方が問題という指摘も寄せられています。

「学生にそういう嫌味をいうのは社会人として失格です。そのために企業も余裕の採用枠をもつ必要があるのは当然なのです」(gouzigさん)

この売り手市場。企業も当然ある程度の内定辞退を見込んで、採用人数を決めているはず。困る気持ちは分かりますが、学生相手に「嘘だったのか」「反省すべき」なんて言うのは大人気ないですね。

その一方で、罪悪感に振り回される必要はないけど、「申し訳ない」という姿勢は大事にしてほしいという意見が投稿されています。

「『内定を辞退する事を申し訳ないと思う』感性は、大事になさった方がいいと思います。その事を『申し訳ない』と思う感性はないと、この先、色々な仕事の中で、誠意をもって相手に対応する事ができませんよ」(ka28miさん)

とはいえ「申し訳ない」という感情に付け込まれ、「誠意を見せろ!」と脅されて過剰な要求に応えることになってしまったというケースも少なくありません。内定辞退は正当な権利と割り切って、希望の会社に入れたことを喜んではいかがでしょうか。(ライター:Makiko.N)

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