女性の職場は年俸制だったため、残業や遅刻早退欠勤などが給与には反映されていなかった。それでも
「毎日1~2時間くらい遅刻してくる人がいても、おとがめなし、だったこと」
と、いまだに腑に落ちない様子で明かす。当時は時差出勤やフレックス制度が導入されておらず、その日によって出勤時間を変えるような制度はなかった。にも関わらず、その社員は毎日違う時間に出勤していたという。
当然、取引先は決められた時間に出勤しているという認識のため、電話もかかってくる。この社員が不在の時間にかかってくることも多かったという。
「営業時間開始になると、取引先から電話が入り、毎回、『外出中』と返答しているので、取引先からは、『〇〇さん(遅刻の人)は、忙しくて大変ね』と言われていました」
こんな対応が続いても許されるとは不思議だ。取引先などに迷惑はかかっていなかったのだろうか。女性自身も不満げにこう語る。
「でもなぜか、社長やお局に気に入られていて、おとがめなしでした」
会社全体と言うよりも、この社員に対してだけ異様にゆるい職場であったのだろうと推測される。
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