男性は二つのコンビニチェーンで10年ほど働いたことがある。
「労働環境、人間関係、給与と全てにおいて悪いところです」
一つ目のコンビニは「月平均20日出勤」だが、1日の労働時間は「8時間に加えて拘束時間が6時間以上」。実質14時間労働だったということだろう。それだけ働いても「給与は固定で15万円」だったという。
「コンビニって24時間営業ですよね。その分従業員がいないと回らないんですよ」
いつでも利用できるのが強みのコンビニだが、それをカバーする従業員がいなければ成り立たない。そのため労働時間とは別に「拘束時間」が設けられていたようだ。男性は「今思うと拘束時間ってなんだよ」とツッコミを入れている。
「破茶滅茶なシフトによって不眠症、遅刻も多くなった」
さらに悪いことに、遅刻をした罰として掃除をさせられ、そのせいで「拘束時間」が増えて帰れなくなったり、寝る時間がなくなったりという悪循環に陥ってしまったようだ。
あまりの過酷さに耐えられなくなった男性は「悪いけどバックレました」と打ち明ける。しかし、
「バックレた翌日に従業員が家の前まできて、給料は渡さない発言をして帰っていった事件」
が起きたという。その従業員は店長ではなかった。この件で男性は「本部に連絡」をしたそうだが、
「事案に関しては関与できない」
との一点張りだったそうだ。
「その後、給料は貰えたけど、意味不明な罰金を取られました」
その1年後に男性が’就職したコンビニは、誰もが知っている大手コンビニチェーンのフランチャイズ店だった。
しかし、そこでのオーナーは常識が通用しない「モンスター」だったと男性は振り返る。【後編に続く】
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【後編はこちら】「骨折レベルまでいってやっと使えるのが労災だ!」理不尽オーナーに唖然 コンビニで働いて疲弊した男性