ところが初勤務の数日前に連絡すると「早番(始発)で来てくれ」と言われたそう。さらに「店の休日が変更になり、土曜は出勤になった」とも。
「土日祝休み」という募集内容と異なることを告げられ、戸惑っただろう。男性は「まあ良い。頑張ろう!と微妙な気持ちのままで初出勤」した。
男性によると「飲食業は初勤務日から数日は簡単なことを手伝いながらその店の流れを覚えて、レシピをメモするなどが普通」だという。しかし、この職場ではいきなり「調理、接客、仕込み、洗い物」をすべて任された。挙句、
「今のメモしないで大丈夫なんですか?!」
と煽られて「手がビショビショのままメモ」を取る羽目に。
おまけに「昭和や古い感じがコンセプトなのか何なのか知らないが、レジがない」と驚いたようだ。
「意外と人気店でオープンから途切れる事なく客が回転する中、入れ替わりで来る客の注文を暗記、そして頭で値段の勘定。もうパニックでした」
慣れない職場でこれだけの仕事をこなすのは大変だろう。
そんななか突然、男性の前日に採用されたという「オジサン」が現れた。「耳が聞こえないので注文が取れないから退職する」と申し訳なさそうに話したオジサンに思わず「気持ち分かる」と共感したという。
休憩に入るや否や「とんでもない所に入ってしまった」と絶望した男性。そこに追い討ちをかけるかのように、
「今の店長は数日後に辞めるので、3日目から1人で営業お願いするから!」
と伝えられた。男性は「無理すぎて笑ってしまいました」と呆れたようだ。
結局、この日の労働時間は12、13時間にも及んだ。「全然8時間労働じゃない」と、これでは他の飲食業の勤務時間と変わらないことに気づく。
「2日働き、3日目の朝に頭の中で『プチっ』と何かが切れる音が聞こえて早朝に体調不良でしばらく行けないと強引に休みを取り、そのまま退社しました」
「あの会社は本当に無理でした。頑張っても心身が壊れるだけだなと思ったので、早く決断して良かったと思ってます。辞めて良かったと心から思ってます」
そもそも採用の時点でおかしかった。「何か引っかかる」というときは大抵当たっているようだ。
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