後悔の種類は様々だろう。30代後半の女性(東京都/教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)は学生時代の決断を悔やんでいるという。
「大学4年生のときに内定辞退したIT系中小企業に入社していれば良かった」
辞退した理由は、一体何だったのだろうか。(文;長田コウ)
「無視すれば良かったです」
内定をもらった際、そのIT系中小企業に「システムエンジニアとして一人前になるまで学生のうちから有給で研修を行う」旨を言われていたそう。結局、「母の猛反対で辞退」した女性。母親の言い分はこのような内容だった。
「会社がちっぽけで潰れそう」
「パソコンや機械を使う仕事は男の仕事でしょ!女にやらせるなんてどうにかしてる!」
「就職の内定は普通卒業の直前に出すものでしょ!? 大学4年の夏に内定出るなんて早過ぎておかしい!しかも研修させるなんて非常識!学生の仕事は勉強でしょ!学生を働かす会社なんてろくなものじゃない」
などと、散々文句を言ってきたそう。女性は「今思うと意味不明な理由が多かった」と振り返るも、そのときは、
「その言葉がうるさ過ぎて結局内定辞退したのですが、無視すれば良かったです」
「もしそこでスキルを身につけていれば、仮に会社が変わってもずっと働けたかもしれません」
と後悔の念を綴る。
女性は、「母の言い分は私の将来を案じてというより大企業に入社させたいだけだった」と語る。「せっかく大学出るのに、みんなが知らないところに入ったら困る!その会社の看板も宣伝も見たことない!」とも言われたそうで、母親の本音がにじみ出ている。
その後、「大企業から内定をもらい大学卒業後に入社」した女性。しかし、実態は酷いもので…。
「しつこい営業電話を命じるブラック企業だったためすぐ辞めました。手あたり次第に電話をかけ続け、与えられたトーク集を読み上げるだけでなんのスキルも身につきませんでした」
これから就活をする大学生には、ぜひ後悔のない会社選びをしてほしい。
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