嫌味すぎる上司の「今日は何もしてないのにお給料得したね」という一言で退職を決意した女性 | キャリコネニュース
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嫌味すぎる上司の「今日は何もしてないのにお給料得したね」という一言で退職を決意した女性

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仕事をする中でミスをしてしまうことは誰にでもあるだろう。バス会社の会計業務をしていた50代前半の女性(三重県/福祉・介護/パート・アルバイト/年収150万円)は、自身のミスに対する男性上司の言動に不満を覚え、約1週間で仕事を辞めたことを明かす。

「勤め始めて3日目くらいに、前日のバスの小銭を機械で数えているときにミスをしてしまい、床に(小銭を)ばら撒いてしまいました。その上司は怒鳴りませんでしたが、大きな溜息をして『早く全部拾え』と言いました」

小銭は「すごい量」だったそうで同僚が手伝おうとしてくれたが、それを見た上司は「手伝うな!」と怒鳴ったそうだ。

「(上司は)元バスの運転手で、運転手を引退してからも会計業務をしていました。誰よりも長く勤務されているので、誰も何も言えません」

結局、女性は1人で小銭拾いを続け、昼食を取ることができなかったという。(文:福岡ちはや)

「○千円足りないから払ってね」と弁償させられる

女性は自分のミスとはいえ、1人で責任を取らされたのがつらかったのかもしれない。ただ、もし同僚が手伝えば、小銭の金額が足りなかったときに、責任の所在が曖昧になってしまうだろう。そうした懸念もあって、上司は手伝おうとする同僚を止めた可能性がある。

しかし、その後の上司の対応は正当性に欠けており、明らかにやりすぎだった。

「『すみません、拾い終わりました』と上司に伝えると、また大きな溜息をして『あんたは今日何も仕事してないね。数え直して○千円足りないから払ってね』と言われました。たしかに私のミスだから仕方ないと言えば仕方ないけど、入社したばかりの人間に酷いなと思いました」

その日、女性は上司から「今日は何もしてないのにお給料得したね。帰っていいよ」と嫌味を言われ、会社を出た。悔しさからか、帰りの車の中では涙が止まらなかったそうだ。冒頭でも述べたとおり、ミスは誰にでもある。必要以上にミスを責めたり、損失を弁償させたりしたことは、上司に非があったと言わざるを得ない。

女性は仕事を辞める決意をすると、例の上司の目の前で、上司よりも上の立場の人に「されたこと、言われたことをすべて話しました」と言う。また、仲介元のハローワークにも事情を伝えたそうだ。「​辞めて大満足です」という​女性は最後に後日談を語った。

「ハローワークから何か指導が入ったのか、後日お給料と一緒に弁償した○千円も帰ってきました。今は私に合った職場で楽しくお仕事しております」

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