するとちょうどそこに、サイレンを鳴らした救急車がやって来た。迷惑なことに、救急車は強行突破した車が邪魔になって病院に入れなかったという。男性運転手は焦ったのか、赤信号を無視して走り去ってしまったそうだ。
警備員の誘導に従わず、救急車の進路を妨害し、信号無視という違反までして、男性運転手の行動には目に余るものがある。しかも話はこれで終わらない。女性は「その後、その男性運転手からクレームが入ったと連絡を受けました」と明かす。クレームの内容はこうだ。
「『トラックが(信号が)青なのに進まないから男性警備員に文句言ったら、男性警備員に暴言を吐かれた』と。その時間帯が『15時だ』と」
女性いわく、トラブルがあったのは「12時頃のことでした」とのこと。何一つとして事実と合致しない嘘のクレームだったが、そのせいで「その場にいた警備員は全員出入り禁止」になってしまったという。
あまりに理不尽な結末に、「たまに思い出しますが、腹が立つできごとでした」と女性。事故が起こらなかったことを不幸中の幸いだと思い、黙って納得するしかないのか。
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