男性の勤務する会社は「自動車部品」を扱っており、コロナ禍は「一時期落ち込み、なかなかやばい」と言われていたそう。しかし、この数年で転機があった。
「ここ数年は常に右肩上がりで、コロナ前より上の受注量です。また物価が上がったことによる会社の配慮で、ベースアップ時に基本給が1万円近く上がったのが大きかったです」
今は波に乗っているが、この先もずっとこの調子が続くとは考えていないようで、
「我が社は自動車部品のなかでも、ガソリンエンジンの部品を主に作っているので、EV化の波でこのままの水準で売り上げが上がるとは思いません」
と冷静に見る男性。そのためボーナスの使い道にも、
「今はたくさんもらえて気が大きくなってますが、将来を考えて貯蓄に回そうと思います」
と堅実さがうかがえる。
冬のボーナスにがっかりした人もいる。奈良県の50代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収350万円)も、そのうちの一人だ。「手取りは27万円程度」で、昨年とほとんど変わりはないそうだが、
「人手不足で仕事量は増えているのに支給額が増えないのは満足出来ない」
と不満をもらす。「子どもの学費の補充」に使うため、貯蓄できる額は手元に残らないと残念そうに綴った。
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