Aは女性のいるシステム部の配属前から問題行動を繰り返し、企画、マーケティング、営業といろいろな部署を転々と左遷されまくっていた、いわくつきの人物だった。
「(Aが左遷された)理由は、配属になった部署で新入社員をいじめたり、取引先からクレームが来たり、業務遂行に問題があったからです。(Aは)やがて居場所がなくなり、経験のまったくないシステム部に異動になりました。経験のない社員Aです、システムの仕事ができるはずもありません。ほかの社員に仕事を押し付けるだけでなく、仕事の手柄を横取りしてしまうヤバイ社員です」
さらにタチの悪いことに「(Aは)社長とはズブズブの関係だった」そうで、システム部に居場所がなくなると「私をシステム部の管理職にしろ!」と社長に直談判したそうだ。その結果、問題を起こすだけで能力もないAが管理職になるという地獄のような状況に陥ったのだった。
上司は社長の手前Aの昇進を許したものの、もう自分ではどうにもできないと思ったのかもしれない。女性は、
「(上司は)社員Aが昇進した月から転職活動をしていたようで、3か月後に退職の旨をみんなに表明しました。社員Aの教育どころか注意もあまりできず、逃げてばかりで、最終的には問題児の社員Aを部下に押し付けるかたちで退職の意向を示したのです」
と驚愕の事実を明かした。今後のシステム部の社員の苦労を考えると同情してしまう。女性が責任から逃れた上司に憤りを感じるのは仕方がないだろう。しかし、上司もまたAが原因で職を失ったのだと思うと、やはり気の毒だったと思わずにはいられない。
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