しかし、それ以前に男性は、この会社がなぜスカウトメールを送ってきたのか疑問に思った。転職サイトには大学名のほかに学部も書き、「当時働いていた企業や自分の業務が大学で学んでいたものと無関係ではないことが明らか」だった。そのため、
「転職サイトに書いてあった内容は確認済みか?内容を読まずに、もしくは理解できないままスカウトメールを送ったのか?」
と逆に問い詰めた。質問に対し面接官は「グダグダ言い訳的なこと」を返してきたため、最後に、
「大卒に偏見があるのかどうかわからないが、あなたの偏見に付き合う必要もないし、これまで勤務してきた大卒者しか基本的にいない会社で、こんなくだらないことを言われたことはない。今後もあなたレベルの人達と無駄な時間を過ごしたくない」
と言い放ち、面接会場を後にした男性。後日、この会社の人事から「面接中に勝手に帰った」「不謹慎だ」と非難するメールが届いたが、面接での出来事を丁寧な文章で報告したところ「真っ当な謝罪文」が送られてきたという。
おそらく担当面接官が人事に告げ口したのだろうが、逆に人事から怒られているかもしれない。「面接官のほうが立場が上」という思い込みは、自らの首を絞めることになるだろう。売り手市場のなか、このような面接官は会社にとっても命取りになるかもしれない。
失礼すぎる面接官を黙らせた男性「あなたはお客様にもこんな態度で接するのですか?」