「売上金額が違っていたら差額を従業員が割り勘で支払う」高級バッグ店で働いていた女性の回想 | キャリコネニュース
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「売上金額が違っていたら差額を従業員が割り勘で支払う」高級バッグ店で働いていた女性の回想

画像はイメージ

「パワハラ」「モラハラ」などの言葉が広まり、職場の問題が意識されるようになった昨今。以前よりも働きやすい職場は増えているだろう。だが、もしかすると今でも、こんな風に理不尽に耐えながら働いている人がいるかもしれない。

高知県に住む50代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収400万円)は、理不尽な職場での経験を明かした。今から20年ほど前、地元に大型商業施設ができ、女性はその中にあるテナントのバッグ店に勤めていたが

「お昼の休憩時間の5分前にはトイレに行くのは禁止」

「1日の売上金の金額が違っていたら差額を従業員が割り勘で支払う」

など、従業員は理不尽なルールに縛られていた様子だ。(文:永本かおり)

社長から「自分のせいだとあることないこと言われ我慢の限界に」

腑に落ちないルールは他にもあった。両替は社長しかしていないが、両替が間違っていてもなぜか従業員のせいにされていたという。

「もちろんノルマもあり高額なブランドバッグを見ているお客様にはピッタリついて接客をしてお買い上げ頂けば自分の評価ポイントになるシステムでした」

こうした仕事に息が詰まる瞬間もあっただろう。それでも懸命に働いていたが、ついに耐えきれなくなる事件が起きる。

それは、女性が「某ブランドの10万もするバッグの予約注文」を受けた時のこと。当時、予約注文が入ると社長に電話をかけて発注してもらうことになっていた。女性は、他の従業員と一緒に確認しながら社長に電話をして、紙にも記録していた。きちんと証拠を残していたのだ。しかし、

「お客様が来店される前日に社長に確認の電話をしたところ、注文を忘れていたらしくそれを自分のせいだとあることないこと言われ我慢の限界になりその日に辞めました」

ノルマのある会社だけに、女性はこの予約注文に必死で対応したに違いない。この会社が現在どうなっているかは書かれていないが、こんな社長のやり方では誰もついていきたいとは思えないだろう。

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