クレームをつけた客の言い分は、「じろじろ見られたとの理由」からだった。客自身がレジ操作をするセルフレジでは、有人レジに比べて万引きのリスクはどうしても高くなる。警備員である男性が目を光らせるのは当然であり、それが仕事だ。
しかしこうしたクレームをつけてくる客よりも、本社の対応に男性は不満を抱いているようだ。
「そもそもお客様、クレーマー、万引きの区分で毅然とした対応が出来ていないこと、また本社が従業員を守らない体質、風土があります」
その一方で、「従業員にはSNS発信しないよう書類に押印させてるようです」と明かした。
SNSでの炎上を未然に防ぐための書類だが、そこまでするなら従業員のことも同じくらい守ってほしいという声が上がるのも自然だろう。労働人口が減少するなか、男性のようなシニアも含めて、誰もが気持ちよく働ける環境を整えていかなければ、人手不足で経営が立ち行かなくなる企業や業種も出てくるだろう。
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