ラブホテルで働く人たちから、掃除が適当という投稿が連続して寄せられた。一方で、ラブホ清掃の勤務を始めて3か月目になるという大阪府の50代女性の場合、
「客用リネン(タオルとシーツ類)は全て回収、清掃は必ず清掃用のタオルを使用、食器類はキッチンへ降ろし洗浄されて袋詰め。清掃面では問題はないと思う」
とのこと。問題は清掃以外にあるようだ。(文:長田コウ)
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「待機中じっとしていても汗が流れる」
女性が問題視するのはエアコンだ。ロビー、廊下、客室の空調は、客から「暑い」とクレームがあって、ようやくONになった。だが「ゆる~くついてる」ため、女性は「ロビーや廊下の清掃で汗だく」になるのが実情だと明かした。
しかし、エアコンがついているだけでも良い方なのだ。というのも、「各階バックヤード(待機場所を含む)は年中エアコン禁止」だからだ。これにはスタッフが限界を感じるだろう。
「毎日猛暑、待機中じっとしていても汗が流れる。室内で通気もなく恐らく40℃近いのでは……」
ここまで暑い原因はオーナーにあるようだ。先輩に理由を聞いてみたら、
「オーナーが高齢でクーラーに馴染みがなく電気代も勿体無いから?とか、以前スタッフが消し忘れたから使用禁止になった?とか」
と色々あるようだが、結局のところ真相はよくわからない。さらに女性が混乱したのは、エアコン代は節約するオーナーだが、「毎日アイス(ガリガリ君とか)」を用意してくれること。アイスで暑さをしのぐ方針なのか。女性は、「有難いけど焦点がズレてる」と本音をこぼした。
このような環境で、一度は退職を考えた女性だが、「割と人間関係が良くて、5年、10年、20年、勤続しているスタッフもいる」とか。とはいえ辞める人はいるようで、人手不足で求人を出しているという。
「『感謝の気持ちを込めて給料は手渡し』『感謝の気持ちを込めてボーナス支給』この文言に魅力を感じ入社したが、まさか灼熱地獄とは思わなかった」
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