職場で指導係に対する不満を上司に相談しようとしたら、結局自分が即行で辞めることになってしまった――。という投稿が寄せられた。埼玉県在住の40代前半の女性は印刷会社で梱包の作業を始めたが、わずか9日で辞めたという。
「仕事内容は嫌いでは無かった」と話す女性だが、一体何があったのだろうか。(文:湊真智人)
「続けられそうにもないかもしれません」と相談したら、上司は……
そもそも女性は、職場の労務管理にも不服があった。勤務時間は「週5日8時30分~17時30分」で、フルタイムで働くはずだったが、
「入社して5日間、定時までいた事がなかった」
と明かす。手持ちの仕事が終わり次第、退社させられたというのだ。これでは思うように稼ぐことができない。そうかと思えば「土曜日も出社して欲しい」と言われ、やむなく出社すると「初めて定時まで仕事をした」という。どこまでも会社の都合のいいように使われた様子だ。しかも
「入社2日目に朝は8時くらいに来てと言われる。始業前に毎日トイレ掃除。賃金が発生していたかは定かでは無い。日に日に自分を担当してくれた指導者の機嫌に振り回される」
と酷い扱いはエスカレートしていった。分からないことを質問した女性に対して、指導係は
「は?昨日言ったよね?」
と冷たく言い放ち、「避けるような態度」を取ったという。教育が面倒だったのだろうか。
また「指導者」が休みの日に、女性が別の上司の指示で仕事を行うと、「何でやったのか経緯を教えて」と問い詰められた。そこで経緯を説明したところ、
「間違えてても私は知らないから」
と突き放すようなことを言われてしまった。そこで女性は上司に相談を兼ねて、「続けられそうにもないかもしれません」と話したところ……
「はい。分かりました。今日付の退社で良いかな?」
と言われたそう。あまりにも事務的で冷淡なセリフだ。女性は「理由も聞かれなかったから、『はい…』って答えて辞めました」と寂しげに振り返る。こうして女性は唐突に仕事を辞めるに至ったが、
「日々の仕事の量や計画性のないやり方に不信感を抱いたのと、指導者の教える気のない態度に嫌気がさした」
とも明かし、後悔はないようだ。「人の機嫌を伺いながら仕事はしたくないと改めて思ったし、辞めて気持ちが楽になった」と気が晴れた様子で語った。
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H