今でこそ職場でのパワハラに厳しい目が向けられるが、少し前までは黙認されていた。投稿を寄せた愛知県の40代後半の男性(年収400万円)も被害に遭った一人。
男性の上司は日頃から部下に執拗な説教を繰り返し、大声で怒鳴り散らす様子は「公開処刑」のようだったと回想した。その後辞職するに至るまでに、一体何があったのだろうか。(文:湊真智人)
上司に愚痴を30分聞かされ業務が中断→「仕事が遅い」と叱責される
ある日上司が得意先からの電話を待っていた際に、鳴った電話を「2コール」程で素早く取った。しかし電話の相手が得意先でなく男性宛てと分かるや、腹を立てたのだろうか、
「電話鳴ったらすぐに出ろ」
と男性に向かって受話器を投げつけたという。電話を取るのは事務職である男性の仕事だったとしても、これは理不尽だ。
またこの上司は日常的に愚痴を吐き、「ちょっとしたことでも30分は平気」で話してきたそう。その度に仕事を中断せねばならず、明らかに遅れの原因となっていたが、「仕事が遅い」と部下に文句を言う始末。傍若無人な上司は、とうとう「人格否定」と取れる言葉を投げかけたのだった。
「どんな生き方してきたんだ?」
「お前らのやってるのは仕事じゃなく作業だ」
「給料泥棒だ」
と言いたい放題だったと男性は明かした。こうした上司の横暴ぶりを横目に、社長はその場を「素通り」していったそう。これが決定打となった男性は、「駄目だと思い」職場を辞めたということだ。賢明な判断だっただろう。
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