クレーマーは店員によって態度を変えることがある。特に女性スタッフに対しては、舐めてかかっているとしか思えない文句が多いだろう。大分県の50代後半の女性(サービス・販売・外食)は、経験してきたクレーマー事情について「たくさんあるのですが」と前置きした上で、こう続けた。(文:長田コウ)
「年配の男性の方は相手が(私達が)女性だと強気に出てきて、『こんな不良品をお前のところは売ってるんか。そんな商売して世間は許すわけないやろ』と罵倒の嵐」
「ネットに書き込むぞ!」と過激化
クレームに対し「では商品を新しいものに交換します」と伝えても、納得はしないらしい。
「『そんな事で誤魔化されるか!』と『無償で商品をくれ』と言う始末」
最初から無償でもらうことが目的だったのでは、と思わせる流れだ。対応に困った女性定員たちが、男性の上司を呼んだところ、クレーマーの態度は一変。
「渋々新しい商品で良いと言い出す」
最近では、「ネットに書き込むぞ!」といった脅しの言葉も増えてきているそうで、心配だ。
しかし、必ずしも女性相手にクレームをつけるとも限らない。秋田県の40代前半の男性(専門職)は、10年ほど前に「某保険会社」に勤務していた時のことを振り返った。当時の営業所には、「所長へ難癖」をつける60代くらいの女性クレーマーがいたそう。
「何が気に入らなくて来てるのかまではわかりませんが、押しかける度に開口一番『所長はいるか?』と傍若無人ぶりな態度でくるので、結構居留守を使ってました」
このクレーマーは、当時の所長だけでなく、「歴代所長に対してイチャモン」をつける人だったという。
「新しく赴任してきた所長にとってホントいい迷惑だったであろう」
と所長を不憫に思う心境を明かした。男性はすでに退職しているため現状を知らないが、「平和になってるのを祈るばかりです」と締めくくった。
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