エリアマネージャーが音信不通になっている間、前管理者からの引継ぎもあったという。しかし、聞いている途中でどこかへ離れてしまうため、結局はあまりあてにならなかったようだ。働き方は過酷なものになった。
「介護業務をしながら時間外に管理者業務をこなしていました。毎月もう一人分働くような時間をこなし、独り立ちした時には60%の稼働から80%の稼働に2か月で上げました」
ここでいう「稼働」とは、施設の居室の稼働率のことで、高いほど収益が上がる。女性は施設の収益向上に貢献したのだ。ところが、いつの間にか戻っていたエリアマネージャーは、これを評価しなかった。
「エリアマネージャーは良しとせず、私を異動させるために『残業が多いから生活相談員に降格、または1時間30分かかる千葉県への異動、または退職』を言い渡しました。私より残業が多く稼働が低いところはあります。それなのになぜ?ただ、辞めさせたかっただけ」
音信不通だったエリアマネージャーは、女性の実績を妬んだのだろうか。なぜか引きずり下ろすような不当人事を仕掛けてきた。ちなみに女性いわく、このエリアマネージャーは休んでいる間「酒におぼれていた」とのこと。だが、会社が自分よりもそんなエリアマネージャーを選んだことに、怒りをあらわにしていた。
「エリアマネージャーの一言でコロコロ変わってしまうことに納得はいきません。今は千葉県流山から松戸、埼玉県草加と異動させられそうになっています」
人材不足の介護業界。こうして貴重な人材を不遇な状況に置くことに、何の意味があるのだろうか。
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