イノッチが運・不運特集で持論を披露 「健康であればいいと思うべき。運が悪いってなかなか言うべきじゃない」
まずは「自分は運がいい」「運が悪い」と思う人それぞれ10人ずつを対象に、特別に作った新聞に写真が何枚あるか数えてできるだけ早く報告する実験を行いました。
「運がいい」グループの中には、数え始めて数秒で報告しに来た女性がいました。一方で「運が悪い」グループの中には、かなり時間をかけて数えたうえ、再度数え直す人までいます。
実は新聞記事の中には「数えるのをやめましょう。写真は全部で42枚です」と書かれており、「視野の広さ」が分かる実験でもあったのです。
さらに性格も影響します。実験後、それに気づいたら申告したかと問うと、手をあげたのは「運がいい」グループは10人中9人を占めたのに対し、「運が悪い」グループはたった2人だけ。後者の人たちは慎重で細かいことが気になり、緊張しやすいなどの特徴があり、失敗を恐れやすい「神経症傾向」なのだそうです。
ただし慎重なのは、決して悪いことではありません。この実験、「運が悪い」人たちの正解率は100%でしたが、「運がいい」人は10人中3人しか正解していませんでした。慎重が良い場合もあるのです。ただ、慎重過ぎるゆえにチャンスを逃している可能性もあるかもしれない、という話でした。
凶のおみくじにも「だいじょうぶ。人間が書いてんだよ!」
一方、運がいい人の3要素は「1.不安を感じない、2.チャレンジ精神がある、3.社交的」とのこと。村上准教授は、社交的な人は積極的に周りの人とのネットワークを広げていくと指摘し、「ネットワークを作れば必ず成功するわけじゃないですけど」と断りつつ、こう解説しました。
「例えばそのネットワークの中で仕事を紹介してもらえるとか、偶然に見えるような機会を得ているんじゃないか、ということなんです」
イノッチことV6の井ノ原快彦さんは、終始「俺はこういう考え方をする」とプラス思考を披露し、凶を引いて落ち込んでいるという視聴者FAXには「だいじょうぶだよ。人間が書いてんだよ!」と励まし、いつもながら嫌味のない好男子ぶりでした。
番組の終盤には、視聴者からの「現在32歳、今日まで生きてこられたこと、そもそもかなりの確率でこの世に生まれたこと、もう運がいいとしか思えない」というFAXに共感した様子で、こう話しました。
「ホントそうだよ。子どものとき、ちょっと踏み外しただけで死んでたかもしれないって瞬間いっぱいあるじゃないですか。それでも大人になってるんだからね」
「健康であればいいと思うべきですよ。本当に大変なときだってあるわけだから。運が悪いって、なかなか言うべきじゃないと思う」
イノッチは運のせいにして悲観することが大嫌い?
またイノッチは、駅のホームに着いたら電車が発車してしまったと嘆くエピソードに「時間を調べておかないからだよ」と珍しく怒ったように言うなど、何でも運のせいにして悲観的に考えることを嫌っているような雰囲気でした。ネットには、SMAP解散騒動でイライラしているという指摘もありましたが。
ともかく、結局「自運」をよくするのは、自分の考え方次第ということ。この言葉を思い出して「生きているだけでラッキー!」と考え、社交的であるように心がければ、いい運を自分から引き寄せる助けになりそうな気がします。
プラス思考がラッキーを引き寄せると信じこみ、「生きているだけで運がいい」という言葉をイノッチの楽観的な笑顔とともに思い出してみると、もう何も怖くないような気がするから不思議なものです。
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