転職活動と並行して“静かな退職”をしている人もいる。
「下が育ってきたので、別分野の勉強をして、他の会社への転職を検討中です」
と明かしたのは、京都府の40代女性(経理マネージャー/年収1000万円)だ。前出の男性同様、「残業は極力しない様に調整しながら過ごしております」と、定時退社を心がけている。そうは言っても決算月は忙しそうだが、
「よっぽどの必然性が無い限り、定時内に終わらない仕事は受けません」
と徹底している。こうした働き方になった理由は「経営陣への絶望」だとし、次のように説明する。
「非上場時代から認識を全く改めず、監査法人や、顧問弁護士、税理士の意見を無視し、管理部門の仕事を軽視する態度に疲れてしまいました」
上場すれば株主や債権者などへ会社の経営状況を明らかにする必要があり、非上場だった時と経理業務も大きく異なる。経営陣の理解なしには業務がスムーズに行えないだろう。
この女性が所属している管理部門は、一般的に経理のほか、人事、法務や総務などの役割を持つ。営業などのように利益を生まないためコストセンターとも呼ばれるが、会社にとって必要な部門であることに変わりない。
だが経営陣に自身の仕事が軽視されればモチベーションは下がる一方で、大した昇給も見込めないと失望するかもしれない。転職先が決まるまで“静かな退職”をするのも無理もないだろう。
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