「採用を上げる人がいない」と返した男性に、上司は「上げろ」の一点張りだった。実際には採用していないのに、採用したと本社に虚偽の報告をするよう指示してきたという。それは“から採用”と呼ばれていた。
「から採用の対象になる人は、登録に来られて今後も採用見込みがない人を出していました」
まだ若かった男性は従ったようだが、こんな指示を出す上司の元で働くことに「嫌気がさしました」というのは当然だ。
この他に、月間10時間の固定残業代制のはずが実際は「残業40時間はあった」とし、サービス残業もさせられていた。会社は超過分の残業代を支払う必要があるが、男性には払われなかったようだ。
「勤務時間を改ざんさせる等、ろくでもない会社でした。思い切って転職してよかったです。あのまま働き続けていたらと考えるとゾッとします」
これは働き方改革が行われるよりも前の話だ。今はさすがにこのような会社はないと思いたい。
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