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一緒に働く人から陰湿ないじめを受けたら、いずれ限界を迎える。東京都の50代女性(事務・管理)は、「10年くらい前に派遣で行っていた会社」で嫌な思いをした。会社は機械系メーカーで、輸出部門を担当していたそう。20人ほどのグループでほとんどが女性、そのうち半分が社員だった。(文:長田コウ)
「書類を隠して、いじめていたんだ…と気づきました」
あるとき、グループリーダーの女性上司にチェックとサインが必要な書類を回していた。しかし、数日経っても返ってこなかったため、尋ねたところ……。
「『私、そんなの受け取ってないよ!失くしたじゃ、すまされないよ』と怒鳴られました」
なんと、こちらの落ち度にされてしまった。分かりやすいように、書類をクリアファイルに入れて確実に渡した記憶があったという。怒鳴られるとは思いもよらない事だっただろう。
これまでの経験上、「この人には何を言っても無駄だと思った」女性は、「もう一回作成しますね」と引き下がったそう。そして、後日再作成した書類にサインをもらうことができた。
数日後、この件が気になった女性はグループリーダーの机をふと見た。すると、信じられない事実が発覚したのだ。
「クリアファイルに入った書類が(あった)…わざと、『受け取ってない!』と言い張り、書類を隠して、いじめていたんだ…と気づきました」
本当に忘れていたのかもしれないが、それはそれでそのリーダーの過失だ。女性が怒鳴られる筋合いはない。
さらに、グループリーダーが海外出張していた際には現地のスタッフに女性の悪口を言いふらしていたことも発覚した。我慢の限界を迎えた女性は
「こんな会社ではもう働けない!と思って、退職しました」
と自身が出した結論を書いていた。
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