「売れなくてもいいから売りたい!」社長の息子が暴走、「この人、会社を潰すな……」と予感が的中! | キャリコネニュース - Page 2
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「売れなくてもいいから売りたい!」社長の息子が暴走、「この人、会社を潰すな……」と予感が的中!

そのときのやり取りを次のように書いている。

「ある日Aという提案を持って行ったら、いつものように『いいですねぇ』。次の日、思い直して反対のBという提案を持って行くと、やはり『いいですねぇ』」

なんでも認める寛容な上司ではなく、ただ他人の話を聞いていないだけのようだ。「こりゃダメだ」と呆れた女性は、この上司の利用法を思いついた。

「自分の実績になる仕事を次々提案して『いいですねぇ』で承認をもらい、全てやりきって退職しました」

転職活動でPRできるような実績を量産したのだろう。不本意な状況を上手く利用したと言える。退職を願い出された上司は「いいですねぇ」と答えられたのだろうか。

社長の息子に現場は混乱→ 「20年後、他社に吸収合併」

上司が原因で会社を見限ったエピソードがもう一件寄せられた。大阪府の40代女性はかつての勤務先について、「社長の息子が専務で、数年、証券会社で働いただけの坊ちゃん」と明かす。

この社長は一代で会社を築くほど敏腕な一方で、「昭和の偏屈親父」のような一面もあった。そのため専務を務める息子と対立していたそうで、そんな息子がある時、現場の社員にこう言い出した。

「息子の専務が社長に反対されたからか、現場の人達にビラを配り、たぶん売れないだろう商品を『この商品は素晴らしい。売れなくてもいいから売りたい!協力して欲しい』と言ってる」

父親を見返そうと奮起していたようだが、巻き込まれた社員は迷惑だ。「売れなくてもいいから売りたい」とは、本人も混乱していたに違いない。

これを見た女性は「この人、会社を潰すな……」と危機感を覚え、すぐに退職した。この予想は的中することになる。

「20年後、他社に吸収合併され、社名と主力な商品は残っていたが、専務の名前はどこにも無かった」

冷静な判断が出来ない上司が排除されるのは、自然なことだろう。

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