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冷や汗もの…強風で大量の郵便物が空に飛ばされる! 同僚の“気の緩み”が生んだ大失態と、上司の「しょうがない」発言に唖然

今から数年前のこと。森本さんが所属していた部署では、管轄内のポストから郵便物の回収をする作業も行っていた。その日、回収に向かったのは職員Aさん(50代女性)だった。

Aさんは普段から「仕事をよくさぼる人、楽な仕事ばかりする」と森本さんの目には映っていたという。Aさんにはポスト回収の経験は何度もあったが、この日は運が悪かった。

「その日は時折、突風が吹くような強い風が吹いていました。回収に行った局のポストの中は、手紙やハガキで満タンだったんです」

郵便物を回収するための集配袋は口部分が金具で、がま口状になっている。ポストの中身が溢れそうなほど多い場合は、中身をしっかり押さえ込みながら慎重に口を閉める必要がある。しかし、仕事が甘いAさんは……。

「ポストの側面を開けて、おそらく、ただ袋を外に出したのでしょう。その瞬間、強い風にあおられて、大量の手紙やハガキが飛ばされてしまったようです」

Aさんは慌てて部長に報告した。本人は「拾えるものは拾った」と言っていたという。

「私が責任を取ります」と言うものの…

Aさんは部長に対して、「私が責任を取ります」と口にし、その後も何度かポスト周辺を探し回っていた。しかし、結局見つかったのはごく一部。袋からはみ出していた量を考えると、「30通以上は飛ばされてしまったと思います」と森本さんは推測する。

長年、多くの職員がポスト回収業務を行ってきたが、風で郵便物を飛ばしてしまったのはAさんだけだったという。森本さんは「私から見て、Aさんは完全に油断していたんだと思います」と指摘する。

「他の職員も一緒になって、みんなで周辺を探してみましたが……それ以上ハガキや手紙は出てきませんでした。でもそれより驚いたのは、その後の部長の言葉です。『飛んでいってしまったのは、しょうがない。落ちてたら、誰かがポストに入れてくれるでしょう』と言ったんです」

郵便物は書留などであれば損害賠償の対象になるが、補償のない普通郵便の場合、利用者が「届かない」と気づいて郵便局に調査を依頼しない限り、紛失したことは表面化しない。今回のケースでは、森本さんが知る限り、その後の調査などが行われることもなかったようだ。

結局、この件でAさんが処分されることはなく、部長から「今度から気をつけるように」と口頭で注意されただけだった。

「Aさんは、この一件の後は何事もなかったかのように、前と変わらずに働いていました」

普通なら数日は落ち込みまくるような失態だが、さすがはAさん。ある意味、逞しいというかなんというか……。

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