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労働者の権利である有給休暇が、会社によっては理不尽なルールで制限されることもある。フランチャイズの小売店に勤める40代女性から、そんな怒りの投稿が寄せられた。
女性の職場では有休の日数が給与明細に記載されておらず、また付与された時期も通知されないという。そのため「社長に直接聞くしかない」というが、社長は社員の有休取得をあからさまに避けているようだ。
「有休を取りたいというと嫌な顔をし、病休や天候不良時に基本使わせてやる、というスタイルです。好きな時に有休が使えないばかりか、連休さえ取れないです」
これでは有休制度が形骸化していると言わざるを得ないだろう。そこで女性はある行動に出た。(文:湊真智人)
取得義務の年5日を超えると「勝手に無給の忌引き扱いに」
それは先輩からのある助言がきっかけだった。
「本社に問い合わせれば、有休の残日数と使用期限を教えて貰える」
面と向かって社長と話すよりは、と女性は迷わず本社に電話をするも、担当者が不在で折り返しを待つことに。そしてようやく電話が鳴り、女性が出てみると、相手はまさかの人物だった。
「折り返しの電話でフランチャイズ社長に、『勝手に本社に電話しちゃいけないルールだ』と怒鳴られました」
このルールも社長の独断の可能性があるが、ともあれ有休を取らせたくない姿勢が極まっていたのは間違いない。ほかにも、有休の取得義務である年5日を超えた取得に関しては、信じがたい処理が行われていた。
「勝手に無給の忌引き扱いにされます」
これは立派な権利侵害であり、労働基準法に抵触する疑いがある。女性は「こんな理不尽な会社は初めて」と憤りを強め、「社員から平気で搾取する会社」と鋭く批判していた。
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