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職場で自分の手柄を横取りされたら腹が立つのも頷ける。神奈川県に住む60代女性が、15年ほど前に働いていた職場で起きたエピソードを寄せた 。女性が自治体に提出する書類に目を通していた際、計算方法が前年から変わっていたことに気づいた。すぐに先輩のAさんに相談した。
「Aさんと説明書を確認して、Aさんが上司に伝える事になりました」
ところが、この後、女性は裏切られることになる。(文:篠原みつき)
「〇〇さんが見つけました」とは言わない先輩
それは、投稿者の女性が発見するまで「誰もが気づかないまま」のミスだった。状況を聞いたAさんは、改定後の計算式で自身の書類を作成・提出したものの、発見者が誰であるかを上司に正しく伝えていなかったのだ。数日後、女性は上司に呼び出され、予想外のことを言われた。
「『〇〇の計算式が改定になって、Aさんが見つけてくれた。Aさんに指導を仰いで、君も今月分の書類は改定後の数式で計算して、正しくつくるように』と言われました」
本来であれば女性が高く評価されるべき発見が、すべてAさんの手柄にされていた。それどころか、発見者である自分が、手柄を横取りした先輩から「指導を仰げ」と言われたのだ。さぞかし屈辱を感じただろう。
なぜAさんはこのような行動に出たのか。女性は当時の状況をこう振り返る。
「私だったら、『〇〇さん(私)が見つけて教えてくれました』と上司に報告しますけどね。ちなみにAさんは上司の一番のお気に入りです。Aさんも自覚しています」
上司のお気に入りという特別な立場が、Aさんの不誠実な行動を後押ししたのかもしれない。しかし女性の心には退職したという現在も、しこりが残っているようだ。
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