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良かれと思って取引先の昼食代を支払ったら、会社から経費精算を拒否された。そんな残念なエピソードが大阪府の60代男性から寄せられた。
過去に勤務していた会社で顧客と商談後、一緒に昼食をとった。
「これからの取引の事を考え、こちらで昼食代を持たせて貰いました」
とのこと。ところが
「業務報告と共に昼食代の領収書を提出して、請求したところ『相手も普通ならば昼ごはんは食べるだろ?なら、こっちで出す必要はない』と許可してもらえず」
と、経費にならなかったという。(文:林加奈)
経営者一族は「意味不明の領収書まで堂々と請求していた」
結局、取引先との昼食代を自費で負担させられた男性。会社側の言い分も一理あるが、ケチな印象は否めない。
また、この会社は中国に工場があったため、定期的に海外出張する必要があった。しかし、ここでも会社のセコさが発揮される。
「その出張費用は1日1000円という、逆の意味での破格値段。理由は『社員寮に泊まったうえ、ご飯も出るから必要ない』」
ここまでくると、社員に対してとにかくお金を払いたくない姿勢がうかがえる。
「この会社は家族経営だったが、ご多分に漏れず、一族には超高待遇で五つ星ホテルに泊まり、意味不明の領収書まで堂々と請求していた」
と、社員に厳しく自分たちには相当甘い家族経営だった模様。同族経営の弊害が如実に表れている男性のエピソード。理不尽で不公平だと感じるのももっともだろう。
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