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入社前の説明と入社後の実態が大きく異なるという事態は珍しくない。しかしそれにも限度があるだろう。投稿を寄せた50代女性は、当初の面談で聞かされた業務内容をこう明かす。
「このプロジェクトの内容はほぼ決まっているから、あとは指示した事務作業をしてもらうだけだから」
これを受けて派遣として入社を決めたが、いざ仕事を始めようとすると、驚くことにこの「プロジェクト」は、まったく何も決まっていないことが明らかになった。(文:湊真智人)
その場しのぎの嘘、電話は無視「こんな人が部長の会社ってヤバすぎ」
事前の説明とは正反対の現状に、女性は大いに困惑したことだろう。しかし独力ではどうにもならないため、「プロジェクト」の担当である部長のもとへ行き、指示を仰いだ。すると思いがけない答えが返ってきた。
「僕の頭の中ではだいたいの設計図はできているんだけど、どうやって進めたら良いか分からない」
そう言って、女性に「丸投げしようとしてきた」というのだ。情けない返事に女性は拍子抜けしただろうが、「こちらも初めてのことですので、具体的に指示いただかないと分かりません」と強気で迫った。すると部長は驚きの行動に出る。
「部長は無言でいなくなり、『急な出張で来週まで戻れません』というメールが1時間後に届いた」
追い込まれた挙句、何もしないまま逃げ出すという暴挙に出たのだ。これには女性も
「電話しても出ないし、その場しのぎの嘘で逃げるし、信じられない。こんな人が部長の会社ってヤバすぎでしょ」
と上司だけでなく会社への不信感まで募らせていた。出張の真偽は不明だが、本当であっても何らかの指示や方策が示されるべきだろう。
当然、女性は退職を決意したが、「辞めたいと言っても絶対辞めさせてくれない」と異様な引き留めに遭っているという。さらに、この会社では派遣法に抵触する可能性のある就業形態が横行しているとも主張。現在は、「労働基準局に相談するかどうか迷い中」としている。
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