「生肉を切ったまな板をひっくり返しただけで、レモンを切り……」
「洗い場にハンドソープも消毒液も、手拭きさえない」
言うまでもなく、生肉を切った後のまな板は十分に消毒、洗浄する必要がある。できれば野菜用と肉魚用のまな板を分けたほうがいいくらいだ。
これだけでも十分に問題だが、客に提供する料理については、さらに信じがたい指示があったという。
「提供したレバーパテが腐っていたようで、お客様から『捨てろ』と言われた。そのパテも、カレーも、作り置きしてから5日目だった」
さすがに5日も経過していては危険だ。まかない付きのバイトだったというが、従業員は恐ろしくて食べられなかったのではないだろうか。
給料未払いを訴えたら「食ったカレーや焼き鳥の分を請求する」と逆ギレ
これほど劣悪な職場環境となれば、労務管理がまともであるはずもなかった。投稿者の女性はこう振り返る。
「給料も『一分単位で払う』と言いながら、切り捨てられ」
「オープン前に『バイトの給料、税金などの勤怠管理を、給料払うからやって』と言われたが、支払われなかった」
約束されたはずの給料が支払われず、あまりの理不尽さに女性は、労働基準監督署に相談することを決意。ところが、事態は思わぬ方向へ進む。
「労基署が給料を払うように言うと、(社長は)『今まで食ったカレーや焼き鳥の分を労働者本人に請求する』と逆ギレし脅してきた」
こんな相手では話にならず、泣き寝入りするしかなかったようだ。この投稿がいつの話かわからないが、客と従業員の両方に対して、あまりにも不誠実なこの店は、はたして今も存在しているのだろうか……。
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