詳しい使い道を女性はこう書いている。
「帰省のための交通費や兄弟への経済的支援など臨時支出もあるが、半分以上を貯金に回すことができるのでまあまあ満足している」
会社の業績は不調でも、個人の評価がしっかりと行われ、貯蓄にも回せる環境は貴重なものだ。
一方、福岡県の20代男性(素材・化学・食品・医薬品技術職/年収600万円)は、昨年の70万円から「今年は80万円くらい」と増額の見通しを立てている。しかし手放しに満足できる額ではないようで、正直な感想をこう語る。
「年齢的にはそれなりですが、やっている業務的には少ない。残業ゼロの通達もあり2025年はなかなか厳しいものがありました」
物価高の煽りを受ける昨今、残業がセーブされ減収につながるのは確かに痛手だ。使い道は「特にない」といい、
「10万円くらい使って他は投資と貯金に回します」
と明かしている。散財することなく将来に備える姿勢は先の女性と共通している。
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