気になる160万円の使い道については、男性の堅実さが表れている。
「半分を一旦投資と貯蓄に回して、残り半分でクレジットカード等の残債の返済と貴金属(金貨)の購入に充てました」
東京都の50代男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収1000万円)は、ボーナスについて「額面で110万円」と書いている。昨年とほぼ同額だというが、会社の現状には満足していないようだ。
「会社の業績があまり良くなく、ボーナスは給与の1.3か月分という計算。年齢が高いので、ある程度の額はもらえているが、同業他社よりは低いので、もう少し多くてもいいと思う」
男性に浮かれた様子は全くなく、ボーナス額を冷静に受け止めていることがうかがえる。
「特に使い道はなく、貯金」
と、110万円の全額を貯蓄に回すようだ。大きな買い物をする高揚感よりも、不透明な将来に備える意識が勝っているのかもしれない。
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