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転職先の就業ルールが適当すぎたら、早めに見切りをつけるに越したことはない。
関西在住の30代男性(サービス・販売・外食)は、以前正社員として約1年間働いていた食品製造の会社について、「色んな意味でやばい」と思ったエピソードを明かした。
面接を経て採用されたものの、就業するまで雇用契約書や労働条件通知書といった書類を書くことが一切なかったという。(文:篠原みつき)
マイナンバーは社長にショートメールで送信
入社手続きの時点から、ずさん過ぎて不安が募る管理体制だった。
「給料支払いに使われる信用金庫の口座やマイナンバーは社長にショートメールで送るという個人情報の管理上問題のある運用でした。そしてそれらについてはこちらから聞かない限り教えてくれませんでした」
口座情報ならまだしも、マイナンバーをショートメールで送らせる会社はさすがにやばい。さらに労働環境も過酷で、初勤務日に上長から渡されたシフト表はほぼ週6日勤務だった。
「労働時間は14時からというものでしたが他の社員は11時からなどお昼前に出勤している方が多かったです。しかしながら20時など早く帰れる日はあったものの終電間際(翌日0時)の日が多かったためちょっとしんどいと思いました」
終電間際まで約10時間も拘束される日が多いにもかかわらず、基本の休憩時間はたったの30分だったという。
有休の知識ゼロ「ネットで調べてみると義務らしいな」
極めつけは、有給休暇の扱いだ。シフト表を見ても誰も有休を取得しておらず、男性は「この職場では『有給休暇』という制度そのものが存在しませんでした」と振り返る。
先に退職した同期の社員が、社長に直接有給について尋ねたところ、こんな返答があったそうだ。
「社長は『うちにはそんなの(有休)は無いねん。でも今ネットで調べてみると義務らしいな。ほな10日あげる』といった感じで給料締め日(毎月20日)に合わせるかのように付与されたそうです」
ネットで調べて初めて有給休暇の義務を知る社長が経営しているのだから、労務管理が適当なのも納得がいく。結局、男性は激務により動悸や頭痛などの身体症状が出るようになり、休職を経て退職を選んだ。
「後々に周りから『逃げたら良かったのに』と言われましたが、断るのが苦手な性格で、我慢して抱え込んでいたため今後はどんなところも見極めて考えようと思いました」
少しでも違和感を覚えた時点で、さっさと見切りをつけるべきだったのかもしれない。
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