
画像はイメージ(AIで作成)
職場のためを思って改善案を出すような人でも、上司の一言でやる気ゼロになってしまうことがある。
「福祉業界で働いています。ここでは利用者支援の改善以外にも、働き手の環境整備や人材育成など課題が山積しています」
そう投稿を寄せた関東在住の40代女性(医療・福祉・介護)は、ある日の会議で、一部のスタッフに偏っている業務について次のように提案した。(文:篠原みつき)
「次の動きの準備や段取りなど、やる人が決まった人たちになっている。毎日の事だから負担にもなるし、みんなで意識して動けるように仕組みづくりをしてはどうでしょう?」
「やりたい人たちがやっているんだと思っていた」
一部の人に偏った業務をみんなでやるシステムにしようという提案だ。だがこれに対し、上司から返ってきた言葉は予想外のものだった。
「やりたい人たちがやっているんだと思っていた。やらない人に不満を持つならやらなくて良い」
提案を無下にする言葉に、女性は「不満を言ったんじゃない。より良い職場にするための提案をしたつもりだった。この人には伝わらないんだ……呆れて言葉も出なかった」と当時の心境を振り返る。さらに、仕事への姿勢についてこう書いている。
「段取りや準備は、家庭で言えば“名もない家事”のような雑用だ。でも誰かが気付いてやらなければ物事が円滑に進まない。私は雑用も大切な業務の一環だと思っている」
「これ以上自分のエネルギーを無駄に使うのはやめよう」
管理職は、利用者支援を第一に目指しつつ、スタッフの意見に耳を傾け職場環境を整え、人を育てる役割も担うと女性は語る。しかし彼女に言わせれば、「この上司はどれもまともに考えていない」という。
「スタッフ1人1人に対する感謝や労いの気持ちすら持てない上司が、どんな良い支援を実現できるのだろうか。この人のもとで、これ以上自分のエネルギーを無駄に使うのはやめよう。そう心に決めた瞬間でした」
現在は、利用者と関わる時間を大切にしつつ、極力「エコモード」で勤務しているという女性。
「でも私がエコモードにすると他のスタッフに負担がかかる。そのバランスを取りながら、準備万端にして半年後には退職する予定です」
半年後、彼女が去った職場で“名もない家事”的な仕事を誰が担うことになるのだろうか。
※キャリコネニュースでは「『あ、この会社で頑張るのやめよう』と悟った瞬間」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/VW8BZHQF
「そんな上司について行きたくありません」自分の仕事を押し付ける上司に言い返したエピソード


