
画像はイメージ(AIで作成)
企業のトップの言動が、社員の定着率に致命的な影響を与えることがある。投稿を寄せた50代男性が勤める会社では、1年間で30代~40代の中堅社員が数十名、ごっそり退職したという。
前編では、その原因の一つとして、次期社長に決めた息子を社長が溺愛し、現場が疲弊している様子を紹介した。そしてもう一つの原因は、社長自身の言動だというから深刻だ。(文:篠原みつき)
疲れ切っている社員に「挨拶の仕方が悪い」→2か月で退職
男性は社長の性格について、短気なうえに「昭和脳」だと評する。表向きはコンプライアンスやハラスメントを気にした経営をしているつもりでも、言動が伴っていないようだ。
「当社のハラスメントはパワハラで、セクハラは直接的なものではなく男尊女卑の発言です」
社員の退職の引き金になった社長の言動について、男性はこう明かす。
「辞めて行った従業員の退職トリガーを引いた社長の発言は、現場のリソース不足で疲れ切ってる社員に対して『挨拶の仕方が悪い』。製品開発をやるために入社した社員に対して『営業しない役立たず』といったものです」
社長としては発破をかけたつもりだったかもしれない。しかし言われた社員は、いずれもその後、2か月程度で退職してしまったという。
社長の結論は「あいつらの考え方がおかしい」
次々と社員が辞めていく状況を見て、社長も「俺の発言の何がまずいのか?」と自省はするらしい。しかし、そこから導き出す結論がずれている。
「そもそもの自身の考え方がまずいという点に至らず、無限ループを2日ほどやったのち、『あいつらの考え方がおかしい』と結論付け、採用部署に『マシな人間採用せんとクビだ』と圧をかけるまでが1ルーチンです」
男性によれば、若手社員も「他にいい環境の会社がいくらでもあるので5年程度で辞めていきます」という。最後にこう書いている。
「人財難で消えようとしている会社がここにもあります」
採用部署が社長の言う「マシな人間」を連れてきたとしても、同じことの繰り返しになりそうだ。
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【前編はこちら】1年で中堅社員が大量退職する職場 次期社長の息子が現場を引っかき回すも、社長は「さすが俺の息子」とべた褒め


