転職する前に会社の悪口をぶちまけたい! でも「立つ鳥、跡を濁さず」が賢明なのでしょうか?
その一方で「立つ鳥、跡を濁さず」という諺もあるので、「それはしない方がいいのかもしれない」と迷っており、こう質問しています。
「ケンカ腰で言いたいことを言って辞めるのは、どんな弊害があるのでしょうか? 皆さんは転職時も、いい子のまま辞めますか?」
不満の多い職場を辞める開放感から、最後に言ってやりたい気持ちも分かります。実際、それを実行する人はいるようで、回答者からも「言いたいことを言って辞めた」「不満をぶちまけて辞める人を見た」というコメントが寄せられています。
「自分の会社では毎年退職時にそれまで溜まりたまった不満を直接社長や上司にぶちまける方が数人います」(lucky_mouse_8さん)
同じ会社で毎年いるということは、社内に何か構造的な問題があるのでしょう。残った人たちは耳を傾け、改善に着手した方がいいのでは。Shingo_0212さんは退職時にケンカ腰ではなく、トップの責任者と直属の上司に不満だった点を冷静に伝えたそうです。
「今までお世話になったのは事実なので、『今後の発展のために失礼ながら敢えて問題点や不満だった点を指摘させて頂きますので、意見の一つとして聞いておいてください』みたいな感じで辞めました」(shingo_0212_aquaさん)
「いなくなる人に言われても関係ない」と言われモヤモヤ
しかし最後に不満を伝えても、結局は意味をなさないという諦めの指摘もあります。
「そういう人には何を言っても、たいてい無駄になることが多いですよ。私も言ったことがありますが。『いなくなる人に言われても、関係ないし~』みたいな感じでへらへら笑ってました。実際、人の忠告を聞くような人ならば、いい年してそんな嫌な人間になっていないはずでしょ。結局、いやな思いをしただけでした」(jazzjazz55130さん)
なるほど。「あなたはもう関係ない」と反論されることを想定しておかないと、スッキリするつもりが余計にモヤモヤを抱えることになるかもしれません。この回答者さんは「上司なら、逆ギレもあり得ますね」とも警告しています。
また、最後にぶちまけるのは「相手へのダメージより、あなた自身の記憶の中で自分がそのような振る舞いをしたことがダメージとして残るはず」として、諌める意見もありました。
「さっといなくなってそのことは忘れよう」と呼びかける人も
「あなたにとっては我慢したり言えなかったことでも、相手からしたら『だったらそのとき言えばいいのに』ということもあります。認識していないことをため込まれて、一気にぶつけられても、相手は理不尽だと感じるかもしれません。(…)会社のせいで自分の品性まで落とすのはやめて、さっといなくなってそのことは忘れ、その後の自分のことに集中するのが、あなたにとっての最善ではないかと思います」(livingdead20xxさん)
この回答者は「男女の別れ際に相手をののしる人のようなもの」という例えを使っています。一度は自分が望んで入社し、給与をもらってきた会社。元カレ・元カノだと思って、ニッコリ別れるのが賢いのかもしれません。
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